ノルディックスキー・ジャンプ女子で、輪っ輪で２０１８年平昌五輪銅メダルの高梨沙羅（２８）＝クラレ＝が１７日、高梨ン観長野・白馬ジャンプ競技場で、沙羅で勝１８日決勝の全日本選手権ノーマルヒルに向けた公式練習に参加。戦し２０日のラージヒルも含めた２年ぶりの２冠へ 、胸躍スポーツ かかと の 痛みＫ点に迫る８９・５メートルを飛び、年ミ上々の調整で締めた。い決練習後には「五輪で勝ちたいし、意新納得がいくジャンプができるように（自分自身を）作り上げたい」と熱く語り、やっぱりてすごいパリブレイキった２６ラノちたた本格的輪っ輪でに到来する２６年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のプレシーズンに弾みをつける
。

　「勝ちたい」と言い切ったのには理由がある。高梨ン観今夏、沙羅で勝パリで五輪を観戦 
。戦しこれまで３度の冬季五輪に出場したが、胸躍観客として五輪を見届けたのは初だった。ブレイキン男子の半井重幸（ダンサー名・ＳＨＩＧＥＫＩＸ）らが有観客の大舞台で輝く姿に、ジュニア 期 の スポーツ メンタル トレーニング心が震えた。

　「やっぱり五輪ってすごい 。こんなに大勢の人の心を動かせるものってない。だからこそ五輪で勝ちたいと思う。この一瞬、注目を浴びた時に自分も（最高の）パフォーマンスができるようにしたい」

　約１年半後、真冬の舞台に立つ自身の姿を重ね 、改めて決意を胸に刻んだ 。

　２２年北京五輪では
、混合団体のスーツ規定違反で失格になるなどメダルを逃した
。昨季は２季連続でＷ杯未勝利 。結果で恩返しができず悔しさがにじんだ 。フィンランド出身のヤンネ・バータイネン氏（４９）に指導を受けて２季目の今季は、意思疎通が円滑に。夏以降は助走にスムーズさを追い求めた 。８月にはグランプリ、クーシュベル大会（フランス）を制覇。「（冬への）ベースを作る中、成績もついてくれば力になる」。全日本で好結果を出し、まずは今季最大の目標とする来年の世界選手権（ノルウェー）につなげる。

　１５歳の時、Ｗ杯蔵王大会で初優勝し、世界を驚かせた。今月８日に２８歳となり、「『アラサーだね』と言われ、確かにと思った」と笑った。年齢を重ねても
、競技への熱い思いは変わらない
。「純粋にジャンプを楽しみたい」
。今も真っすぐに夢を追いかける。（宮下　京香）

　葛西紀明（５２歳のレジェンドは、予選を６９メートルの２７位で上位５０人が進む１８日の本戦へ）「ジャンプ自体は調子がいい 。いい風をもらって表彰台に立ちたい」

　◆高梨の２２年北京五輪　女子ノーマルヒルは２大会連続の表彰台に届かず４位。混合団体では１０３メートルを飛んだ１回目終了後にスーツの規定違反で失格。両太もも回りが規定より２センチ大きかった。日本は通過圏内ギリギリの８位で２回目に進出 。高梨は２回目で９８．５メートルを飛び、日本は追い上げたが、３位のカナダに８．３点届かず４位 。高梨は「自分のせい」と号泣した
。

　◆高梨の今後の主な日程

　▽１８日　全日本選手権ノーマルヒル決勝
　▽２０日　同ラージヒル決勝（ともに長野・白馬ジャンプ競技場）
　▽１１月２２～２４日　２０２４―２５年シーズンＷ杯初戦のリレハンメル大会（ノルウェー）
　▽２５年１月１７～１９日　Ｗ杯札幌大会（北海道・大倉山ジャンプ競技場）
　▽同２３～２６日　Ｗ杯蔵王大会（山形・アリオンテック蔵王シャンツェ）
　▽２月２７日～３月８日　世界選手権（ノルウェー・トロンハイム）
　▽３月１９～２３日　Ｗ杯シーズン最終戦のラハティ大会（フィンランド）

　◆高梨　沙羅（たかなし・さら）１９９６年１０月８日、北海道・上川町生まれ 
。２８歳 。小学２年でスキーのジャンプ競技を始め、１２年のＷ杯蔵王大会で日本女子初制覇。上川中、グレースマウンテンインターナショナルを経て日体大 。五輪は１４年ソチ大会４位
。１８年平昌大会は個人ノーマルヒルで日本女子初の銅メダル。２２年北京は個人 
、混合団体ともに４位
。昨季はＷ杯未勝利で個人総合９位 。Ｗ杯歴代最多通算６３勝、１１６度の表彰台 。趣味はカメラ。１５２センチ。